冊子の基礎知識(その15:中トビラの仕様)

無線綴じ製本の場合

もくじ


 

3.本文について

⑦中トビラの仕様

中トビラは、本文の間に章の区切りなどとして挿入する色紙などです。ここに「章番号や章タイトル」などを印刷する場合と印刷しない場合とがあります。

通常は、本文の総ページ数として数えますがノンブルは打たないことが多いようです。

トビラは、その位置によって多くの呼び方があります。

 

  • 本トビラ(題トビラ、表題紙)

​表紙を開けると見返しの遊び部分があり、その次にくるトビラのこと。書名、著者名、発行所名、書誌事項などを記載する。多くは本文とは別の厚手の用紙が使われる。裏は書誌事項を記載するか白紙のことが多い。

  • 前トビラ(小トビラ)

​本トビラの前にあって書名のみを記載する。

  • 中トビラ

本文中にあるトビラ。本文が数章に分かれている場合に、ひとつひとつの章の区切りとして表題を記載したトビラを付けることがある。色上質などの色紙を使って裏は印刷せずに白とすることが多い。

  • 半トビラ

​本文中で、表面は中トビラとして章の表題などを記載し、裏面から本文を始める場合。この場合は本文と同じ用紙を使用する。

 


*「らくらく自動見積」では、追加オプション(有料)で色上質紙(中厚口・印刷なし)が標準で選べます。それ以外はご相談ください。

 

⇒次回は、「4.その他/①ISBNコード・定価・バーコード」。