冊子の基礎知識(その6:本体表紙の用紙)

無線綴じ製本の場合

もくじ


 

2.表紙について

①本体表紙の用紙

本体表紙とは、書籍本体の表紙のことで、カバーおよび帯はこの本体表紙の外側に巻かれることになります。
本体表紙には、上質紙、色上質紙、レザック、ミューズコットン、アートポストなどがよく使われます。

*「らくらく自動見積」では、上質紙、コート紙、色上質紙、レザックが選べます。それ以外は「お手軽見積相談」でご相談ください。

 

【上質紙】
印刷用紙として最も一般的に使われます。表面にコーティング加工を施してないので、光沢が少なくコシがあって破れにくい紙です。
*標準では上質135kg、上質110kgをお選びください。

【コート紙】
表面に塗料が塗布され、若干光沢感のある紙です。発色が良く、カラーが綺麗に印刷できます。表面が艶消しのマットコート紙もあります。
*標準ではコート135kg、コート110kgをお選びください。

【色上質紙】
色の付いた上質紙です。紙の色は色上質紙の色見本から選択することができます。
*標準では特厚口をお選びください。

【レザック】
皮革風のエンボス加工がかけられた、表面に凹凸のある紙です。
オフセット印刷ではきれいに印刷できますが、オンデマンド印刷には不向きです。
紙の色は色の一覧(表紙)ページのレザックの色見本から選択することができます。
*標準では175kgをお選びください。

【ミューズコットン】
豊富なカラーバリエーションとストライプ状の簀(す)の目(表面の凹凸)が特徴の紙です。パッケージやペーパークラフト、ディスプレイ用の材料からパステル画や色鉛筆、水彩画などの支持体まで、幅広い分野で活用されています。オフセット印刷ではきれいに印刷できますが、オンデマンド印刷には不向きです。紙の色はミューズコットンの色見本から選択することができます。

【アートポスト】
白色の紙で表面に塗料が塗布され、若干光沢感があります。
発色が良く、カラーの印刷にも適しています。

 

⇒次回は「2.表紙について」/「②ソフトカバーとハードカバー」。