冊子の基礎知識(その11:本文の用紙)
無線綴じ製本の場合
もくじ
1. 冊子の基礎
① 本の各部の名称
② 本に関する用語
③ 本のサイズ
④ よく使われる用紙とその色
⑤ インキの刷り色(特色)
2. 表紙について
① 本体表紙の用紙
② ソフトカバーとハードカバー
③ カバー・帯・PP加工
① 本の各部の名称
② 本に関する用語
③ 本のサイズ
④ よく使われる用紙とその色
⑤ インキの刷り色(特色)
2. 表紙について
① 本体表紙の用紙
② ソフトカバーとハードカバー
③ カバー・帯・PP加工
3.本文について
③本文の用紙
冊子に使われる本文の用紙には多くは下記の種類の用紙が使用されます。無線綴じ製本での冊子では55k~70k(四六判換算)ぐらいの厚みの用紙が標準的でしょう。
(参考)もう少し詳しい説明は、「印刷仕様について/用紙について」も併せてご覧ください。
-
上質紙
白色の紙で図や文字がきれいに印刷されます。モノクロ印刷に適しています。- 70k
- 55k
-
書籍用紙
クリーム色の紙で目にやさしい色です。一般的に小説や文芸書等ではクリームの用紙を使用することが多いようです。モノクロ印刷に適しています。書籍用紙の色見本。-
66.3g/㎡(キク版換算で39.5kg)
-
84.3g/㎡(キク版換算で50.5kg)
-
-
コート紙
表面に塗料が塗布され、若干光沢感のある紙です。写真・図版・などの再現性に優れ、カラーがきれいに印刷できるので、写真集やカタログなどによく使われます。-
90k
-
73k
-
-
マットコート紙
表面にマット(光沢なし)の塗料が塗布され、高級感があります。カラーはきれいに印刷できますが、少し落ち着いた色味になります。写真と文字の混在する本、写真集や絵本などでよく使われます。-
90k
-
70k
-
⇒次回は、「④本文の印刷」。