冊子の基礎知識(その14:見返しの仕様)

無線綴じ製本の場合

もくじ


 

3.本文について

⑥見返しの仕様

見返しは表紙と本文の間に挿入される色紙のことです。表紙と本文を繋ぐ役割があり、強度も増すのでハードカバーの書籍には必須です。ソフトカバーの場合は必須ではありませんが、見返しがあることで見た目の高級感がでてきます。
見返しの用紙には、上質紙、色上質紙、レザック、ミューズコットン、NTラシャなどがよく使われます。

*「らくらく自動見積」では、追加オプション(有料)で色上質紙(厚口)が標準で選べます。それ以外はご相談ください。

【上質紙】
印刷用紙として最も一般的に使われます。表面にコーティング加工を施してないので、光沢が少なくコシがあって破れにくい紙です。

*標準では上質110kg、上質90kgをお選びください。

【色上質紙】
色の付いた上質紙です。紙の色は色上質紙の色見本から選択することができます。

*標準では特厚口、厚口をお選びください。

【レザック】
皮革風のエンボス加工がかけられた、表面に凹凸のある紙です。
オフセット印刷ではきれいに印刷できますが、オンデマンド印刷には不向きです。
紙の色は色の一覧(表紙)ページのレザックの色見本から選択することができます。

*標準では130kgをお選びください。

【ミューズコットン】
豊富なカラーバリエーションとストライプ状の簀(す)の目(表面の凹凸)が特徴の紙です。パッケージやペーパークラフト、ディスプレイ用の材料からパステル画や色鉛筆、水彩画などの支持体まで、幅広い分野で活用されています。紙の色はミューズコットンの色見本から選択することができます。

*標準では厚口、薄口をお選びください。

【NTラシャ】
平らなラフの紙で、ザラッとした手触りがあります。
良質のコットンパルプを配合することで、独特の柔らかく素朴な質感と、緻密で温かい肌触りが生まれています。淡色から原色まで取りそろえた豊富な色がそろっています。

 

⇒次回は、「⑦中トビラの仕様」。