自費出版の基礎知識(2024年度版)その9/自費出版物のできるまで・・・執筆から流通まで
自費出版の基礎知識(2024年度版) <もくじ>
Ⅲ.自費出版のおすすめ/ハーベスト出版の場合
Ⅳ.よくある問合せ(ハーベスト出版)
- 制作費用はいくらかかるの?
- ほんの少しの部数でいいんだけど?
- 自分でwordで組版しましたが?
- 制作期間は?データはどんな形式で入稿すればいいの?
- 自費出版物を書店で販売したい?
- どんなジャンルの本が得意?
- 電子ブックをつくりたい
- 電子書籍をつくりたい
Ⅲ.自費出版のおすすめ/ハーベスト出版の場合
3.自費出版物のできるまで・・・執筆から流通まで
ハーベスト出版では、出版物を制作するための次の①~③の三つの窓口を持っています。自費出版物の場合は、本の内容や販売の有無、その他お客様のご要望に応じて最適な窓口をご案内いたします。また、一般的な出版物の執筆から流通までの手順をここでご紹介しています。
①「ハーベスト出版」は、数少ない地方の出版社として地方の歴史・文化・自然・生活などをテーマに20年間余り地道に営業を続けています。
②「ハーベストブックス」は、個人出版専門のレーベルです。専用サイトで個人の方の本作りについて詳しく説明しています。書籍の作り方についての詳細なご相談や制作現場を見学していただくことも可能です。いい本をつくるために、弊社の長年の専門的な知識や経験を元に、お客様と十分にご相談のうえ、最適な作り方をご提案します。はじめにぜひご相談ください。
③「冊子印刷オンラインショップ」は、冊子印刷専門のネット通販ショップです。お客様で、原稿執筆・編集・著作権処理・校正・印刷用データ(PDF)作成をしていただく場合にご利用いただけます。大手のネット印刷と違って、データ作成にあたっては専門スタッフとメール等でご相談できますし、無料サービス、追加オプションや追加サービスをご利用いただくことで、意図しないトラブルを防止することに努めています。印刷前には最終確認のための校正データを見ていただきますのでご安心ください。
【自費出版物の例】作品集・記念誌・遺稿集・句集・社史・小説・詩集・句集・エッセイ・自分史・専門書・記念誌・同人誌・企業出版・社史・ブログ本・教科書・問題集・参考書・論文・科研費・絵本・写真集・画集・コミック
■まずは原稿作りから
本づくり、あるいは出版流通をお考えの場合、まだ原稿ができあがっていない段階でもかまいません、お気軽にご相談ください、弊社の担当者がお話を伺います。本の内容、費用、制作期間、本の仕様、流通の方法など、どんな制作方法が最適なのか、予算はどれぐらい必要なのか、ご相談しながら進めていきましょう。場合によってはライター、カメラマン、イラストレーターなどの外部スタッフを使うこともあります。
■編集
原稿がひととおりできたら、査読の上、以下の作業を経て編集作業を行います。これも本の内容と目的、仕様などによってどの程度の作業が必要であるかはさまざまです。
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内容の確認、加筆、修正
文章・文体は読みやすく書かれているか、書かれている内容に間違いがないか、などをチェックします。
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用字用語の統一・複雑な用語の統一
同一出版物上で語句の漢字・ひらがな・数字表記などを統一する作業です。
また、難解な漢字に関しては横にルビが必要かどうか、ですます調なのか、である調か、語尾の統一なども行います。
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著作権処理・リーガルチェック
著作権等の問題はないか、差別用語等はどうか、必要に応じてリーガルチェックを行います。
■入稿・校正・印刷・製本
原稿ができあがったら、仕様を確認し、デザインや印刷作業に入ります。印刷作業での一般的な工程は次のとおりです。弊社では基本的にすべての印刷工程を社内で行います。
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DTP
紙面のレイアウト(組版)のことで、原稿をもとにコンピュータを使って画面上でページをつくっていきます。ひととおりできたら、文字やレイアウトを確認する校正を行います。著者の方にも見ていただき、何度かの校正後、印刷工程に回します。これを下版といいます。
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刷版
印刷用の版を出力します。デジタルデータをCTPという機械に送り、自動的に刷版が完成します。
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印刷
この刷版を印刷機に取り付けて印刷します。
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製本
製本はあらかじめ決定した方法で行いますが、通常、並製本(ソフトカバー)、または上製本(ハードカバー)が一般的です。まれに中綴じ製本を行うこともあります。
■流通
あらかじめご相談した方法で流通ルートに流します。この項冒頭の「Ⅱ.自費出版の本を販売する」を参考にしてください。