自費出版の基礎知識(2023年度版)その5/電子書籍について
自費出版の基礎知識(2023年度版) <もくじ>
Ⅲ.自費出版のおすすめ/ハーベスト出版の場合
Ⅳ.よくある問合せ(FAQ)
- 制作費用はいくらかかるの?
- ほんの少しの部数でいいんだけど?
- 自分でwordで組版しましたが?
- 制作期間は?データはどんな形式で入稿すればいいの?
- 自費出版物を書店で販売したい?
- どんなジャンルの本が得意?
- 電子ブックをつくりたい
- 電子書籍をつくりたい
Ⅱ.自費出版の本を販売する
4.電子書籍について
PCやスマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーなどのデジタルデバイスで閲覧することのできる電子ファイルを総称して電子書籍と言います。
印刷料金が不要なので、書籍データは紙の本より安価に作ることができます。Amazonなど流通ルートや自己のサイトでの販売も容易です。
ファイルの形式も様々で、EPUB、AZW、KindleFormat8、.book、XMDFなどがあり、文章が主体の本には「リフロー型」(小説・学術書など)、画像が主体の本には「フィックス型」(雑誌など)と呼ばれています。
個々の閲覧デバイスによって中身のデータのファイル形式を選択するのは大変ですが、ネット上にデータの作成ツールやテスト閲覧ツール等もありますので、これらを使ってデータを作成します。一般的には、EPUB形式とPDF形式は多くの電子書籍ストアで採用されているようです。この二つのファイル形式を考慮しておけば大丈夫でしょう。
自費出版物を電子書籍で出版する場合には、取り扱ってくれる出版社に依頼するのが手っ取り早いかもしれません。
Amazonで販売する電子書籍は「Kindle版」という表示がされています。作成した電子書籍をAmazon-e託サービスを利用して販売するには、「EPUBファイル」をアップロードすればAmazon側でKindle版に変換してもらえます。
なお、EPUBで作成した電子書籍は、PC、スマートフォンなどのデバイスで閲覧することができますが、アプリ版のKindleでは正しく表示されないもしくは縦書きが横書きとなることがあります。その場合は、iOSはibooks、andloidはGoogle play booksなどで開けば閲覧できます。