冊子の基礎知識(その23:中綴じ製本/オフセット印刷とオンデマンド印刷、ハイブリッド印刷とは)

中綴じ製本の場合

もくじ


 

7.オフセット印刷とオンデマンド印刷、ハイブリッド印刷とは

①オフセット印刷

オフセット印刷は平版印刷という印刷方法のひとつです。親油性のインクと水の反発を利用し、文字や写真などにインクを乗せる部分とインクを乗せない部分をわけます。印刷機の版胴に版が巻き付けられており、インクと水が供給されます。版がブランケットと接触すると、インクがブランケットに移る仕組みです。さらにそのインクが転写され、文字や写真を印刷します。

大量に印刷する場合は安価になりますが、アルミ版を作成するため、小ロットでは割高になります。

​*弊社では、201部以上のご注文の場合はオフセット印刷が標準となります。それ以外はご相談ください。

 

②軽オフセット

墨(黒色)インキで文字中心の印刷物では、紙の版を使用するので少量の印刷を安価で作成することが出来ます。弊社では、小ロットで本文がモノクロの場合はこの方式で印刷します。

*弊社では、201部以上のご注文の場合はオフセット印刷が標準となります。それ以外はご相談ください。

 

③オンデマンド印刷

用紙にトナーを転写させる感光体にレーザーを照射することで印刷します。版を作らないので、小ロットの印刷を安価で作成できます。大量に印刷する場合はコスト高になってしまいます。

また、最近ではインクジェット方式のオンデマンド印刷も増えてきました。版を使用しないので小ロット~中ロットに適しています。トナー方式より高額になりますがオフセットとそん色ない仕上がりとなります。

*弊社では、200部以下のご注文の場合はトナー方式のオンデマンド印刷が標準となります。それ以外はご相談ください。

 

④ハイブリッド印刷

オフセット印刷とオンデマンド印刷の特長を考慮して、混在した方式で冊子を仕上げます。例えば、カラーの表紙と口絵はオフセット印刷、モノクロの本文はオンデマンド印刷の場合。また、少部数で本文にモノクロとカラーページが混在する場合は、モノクロページを軽オフセットまたはオンデマンド印刷、カラーページはオフセット印刷またはオンデマンド印刷などの方式をとることができます。お客様のコストと品質に対するご要望によって最適な方式を選択させていただきます。

*弊社では、200部以下のご注文の場合はオンデマンド印刷、201部以上の場合はオフセット印刷が標準となります。200部以下でオフセット印刷、201部以上でオンデマンド印刷をご希望の場合、あるいは部数に関わらず部分的にオフセット印刷またはオンデマンド印刷に変更したい場合は「お手軽見積相談」でご相談ください。

 

⇒「冊子の基礎知識(無線綴じ製本/中綴じ製本)」終わり。