出版書籍の制作うら話(「余白の中で。」)

出版書籍の制作うら話(「余白の中で。」)

 

「冊子印刷オンラインショップ」は、冊子専門のECサイトとしてオンラインでの本づくりを承っております。

このスタッフブログ「出版書籍の制作うら話」では、「ハーベスト出版」の出版物にまつわるエピソードや裏話、書籍の内容、さらに流通や販売などについてもご紹介をしています。

 

今回ご紹介するのは2023年発刊の「余白の中で。」です。

奇妙なタイトルだと思われるかもしれません。飯南町は島根県の山間部にある人口4500人の過疎の町です。この町が新しいブランドメッセージを「余白あります。」と決定しました。メッセージを発信する手段として、町民の暮らしや魅力を盛り込んだ冊子を作成することになりました。

本書の制作には、町民有志や役場の職員、UターンやIターン移住者、町外のライター、県内の写真家など町の内外の多くの人々が関わっています。取材や原稿の執筆のために、事前に1年間の書き方講座やワークショップを行いました。そのサポートのために大学教授、地域振興経営者、そしてハーベスト出版編集部が関わっています。

いわば、“みんなで作り上げた冊子”が話題を呼び、マスコミにもいろいろと取り上げられて、“狙い”の飯南町の情報発信という目的を達成することができたといえるのではないでしょうか。

この冊子は、自治体の優れた広報活動を表彰する「全国広報コンクール」で読売新聞社賞に輝きました。

 

「余白の中で。」の仕様などは次の通りです。

 

表紙マットPP、空押し。

用紙は、表紙にサンシオンハイホワイト185kg、本文にb7トラネクスト86kgを使用しています。

 

飯南町(発行)・ハーベスト出版(販売)
並製本、84ページ
サイズ/B5判
ISBN978-4-86456-459-5
2023.4.1発刊

 

販売は、全国の書店、アマゾンなどのネット書店、ハーベスト出版の書籍販売サイト(ベイス)。

リアル書店での販売分には「売上カード(売上スリップ)」を挿入しています。