出版書籍の制作うら話(「木次線ローカルガイド」)

出版書籍の制作うら話(「木次線ローカルガイド」)

 

「冊子印刷オンラインショップ」は、冊子専門のECサイトとしてオンラインでの本づくりを承っております。

このスタッフブログ「出版書籍の制作うら話」では、「ハーベスト出版」の出版物にまつわるエピソードや裏話、書籍の内容、さらに流通や販売などについてもご紹介をしています。

 

今回ご紹介するのは2018年発刊の「木次線ローカルガイド」です。

この本は、島根大学生有志、ハーベスト出版編集者、沿線地域をよく知るデザイナー、そして鉄道を愛するローカルジャーナリスト、これらの人たちがチームを組んで出来上がりました。

地域と鉄道の並々ならぬ支援者の協力に加えて、取材と執筆をした学生たちは新鮮な目で沿線の魅力を発見し、大いに楽しんでいました。そして、出版物によって地域の魅力を伝える新しい手法として格好のモデルケースとなりました。

 

木次線は1912年に開業し、島根県の宍道駅から広島県の備後落合駅の中国山地山間部を走っています。トロッコ列車(奥出雲おろち号)と三段スイッチバック、沿線の景色、四季が魅力のゆったりと楽しめる路線です。映画「砂の器」の舞台となった地としても知られています。地方の小規模鉄道路線の廃止が相次ぐ中で、木次線もトロッコ列車が2023年11月23日を最後に廃止されるなど、存続が危惧されています。

 

「木次線ローカルガイド」の仕様などは次の通りです。

表紙マットPP。

用紙は、表紙にサンシオンホワイト185kg、本文にb7トラネクスト86kgを使用しています。

 

ハーベスト出版(編著)
並製本、88ページ
サイズ/B5判変形
ISBN978-4-86456-263-8 C0426
2018.2.11発刊

 

全国の書店、アマゾンなどのネット書店、ハーベスト出版の書籍販売サイト(ベイス)での販売。リアル書店での販売分には「売上カード(売上スリップ)」を挿入しています。