植林ボランティアに参加しました
植林ボランティアに参加しました
地元の新聞社が主催して、年に一回ボランティアによる植林活動が行われ、弊社も毎年参加しています。今年は、10月21日(土)の午前中に行われ、有志数人が参加しました。あいにく前日の雨で地面はぬかるみがち、天候は曇り模様で平年よりかなり気温が低く、肌寒い中での作業となりました。
なぜ植林が必要か・老木の多い森林は温室効果ガスの吸収量が少ない
2022年6月28日の読売新聞(デジタル版)には、「全国の森林面積はほとんど変わっていないのに、森林が吸収する温室効果ガスの量は、2020年度までの6年間で2割も減った。林業の衰退で、光合成量の少ない老木が増えたのが要因だ。温室効果ガスは排出削減にばかり目が行きがちだが、吸収量を維持しなければ政府の削減目標の達成はおぼつかない。」との記事を載せています。
木材の需要が減ると、木々が老齢化してCO2を吸収しなくなってしまいます。木を伐り植林をして森を活性化する必要があるのです。
木を伐り、紙にして使うことは環境に悪いのか?
紙は再生率が最も高い製品(材料)です。
多くの製紙会社は、高度成長期の大量需要に応えるために、海外の森林で木を伐採してパルプを輸入し、紙の利用は森林破壊だと批判を浴びてきました。
しかし、1990年代から製紙およびその関連業界は、自然破壊につながらない用紙の需給をめざして研究と努力を続けています。木を伐採した森はその後植林をし、木を育ててはその木を伐る循環型に移行しています。
また、紙の再生利用の技術は飛躍的に進歩しました。印刷されたインキを取り除く脱墨の技術、不純物が混在する紙の異物を取り除く技術はわが国で発明されるなど、世界中で研究が進められ再生率は大きく上がっています。再生された紙は、印刷用紙、段ボール、トイレットペーパーなど様々にリサイクルされ再利用、再々利用されています。
弊社もまたそうした活動を応援し、賛同する企業からの用紙を購入しています。
(参考)
読売新聞:https://www.yomiuri.co.jp/national/20220628-OYT1T50116/
日本製紙連合会:https://www.jpa.gr.jp/env/proc/planting/index.html