出版書籍の制作うら話(「伊勢と出雲」)
出版書籍の制作うら話(「伊勢と出雲」)
「冊子印刷オンラインショップ」は、冊子専門のECサイトとしてオンラインでの本づくりを承っております。
このスタッフブログ「出版書籍の制作うら話」では、「ハーベスト出版」の出版物にまつわるエピソードや裏話、書籍の内容、さらに流通や販売などについてもご紹介をしています。
今回ご紹介するのは、島根県立古代出雲歴史博物館(編)「伊勢と出雲」です。2023年10月13日(金)から12月10日(日)まで、同博物館で開催される企画展の公式図録です。島根県立古代出雲歴史博物館が発行して、ハーベスト出版が販売しています。
本書は、伊勢と出雲、両地域の歴史的風土に焦点を当て、伊勢神宮・出雲大社の祭儀と造営遷宮の歴史をひもとき、さらに近世の参詣文化と信仰に着目することによって、今日に引き継がれる聖地としての伊勢像・出雲像が全国に広まって行く過程を明らかにします。通常目にすることのできない出土品や、掛軸、絵画、文書等貴重な資料が展示されています。
本文は、オールカラー162ページ、A4版で並製本です。用紙は表紙にアートポスト167kg、見返しNTラシャうすねず69.5kg、本文ニューVマット76.5kgを使用しています。表紙はグロスPP加工。
第4表紙には日本図書コード(ISBNコード)、JANコードを記載しています。全国の書店、アマゾンなどのネット書店、弊社の書籍販売サイト(ベイス)でも販売しています。全国の書店での販売分には「売上カード(売上スリップ)」を挿入しています。
コロナ禍で寂しかった古代出雲歴史博物館での久々の大型企画展といってもいいでしょうか。博物館周辺も含めて活気が戻ってきました。この稿を書いている10月16日は月曜日午前ですが、若い方から年配までまずまずのお客様が来館されて熱心に鑑賞しておられました。駐車場に止めてある車は8割以上が県外ナンバーだったように思います。博物館すぐ近くの出雲大社神門通りも一時期の閑散とした雰囲気とはうって変わって、どの店も観光客でにぎわいを見せていました。「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」到来です。そして出雲地方の各神社では、八百万の神々がお集まりになる、神在月の行事「神在祭」を迎えます。