出版書籍の制作うら話(「石見銀山史伝」)

出版書籍の制作うら話(「石見銀山史伝」)

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このスタッフブログ「出版書籍の制作うら話」では、「ハーベスト出版」の出版物にまつわるエピソードや裏話、書籍の内容、さらに流通や販売などについてもご紹介をしています。

 

今回ご紹介するのは、田中博一著「石見銀山史伝」です。著者の田中さんは、昭和48年(1973)島根県邑智郡邑南町(旧浜田藩)生まれ、島根県浜田市在住です。県職員の傍ら、石見地方の歴史、遺跡の紹介を紹介する著作を続けておられ、前著に『石見戦国史伝』『浜田城史伝』があります。

本作は、新書版で362ページの大作となりました。世界遺産石見銀山をめぐる戦国の攻防を物語として描いています。石見(大森)銀山の発見から隆盛、織田信長の撰銭令、本能寺の変、大森銀山覚書など、史実に沿いながら7編の壮大な乱世の物語が展開されます。

いわゆる石見銀山のシルバーラッシュは戦国時代後期と江戸時代初期なのですが、現在の残っている大森の街並みは江戸時代の中期から後期のものです。採掘された銀が日本の歴史に、とりわけ戦国時代にどのような影響を与えたかはよくわかりません。本書ではその戦国時代の石見銀山をテーマに、その遺物や、関わった人々の物語を紹介するものです。

本文はモノクロ362ページ、新書版の並製本で、本体カバーと帯が付いています。用紙は表紙にインペリアルマット125kg、カバーはモデラトーンホワイト93.5kg、帯はモデラトーンホワイト93.5kg、本文に淡クリーム琥珀62kgを使用しています。

第4表紙カバーには日本図書コード(ISBNコード)、JANコードを記載しています。全国の書店、アマゾンなどのネット書店、弊社の書籍販売サイト(ベイス)でも販売しています。リアル書店での販売分には「売上カード(売上スリップ)」を挿入しています。