出版書籍の制作うら話(「神郡」)
「冊子印刷オンラインショップ」は、冊子専門のECサイトとしてオンラインでの本づくりを承っております。
印刷物の製造は「株式会社谷口印刷」が、出版物の企画・編集・販売は「ハーベスト出版」が受け持ち、昭和33年の創業以来65年にわたり一貫して「報告書」、「広報誌」、「会社案内」、「自分史」、「小説」、「図録」、「パンフレット」、「論文集」、「定期刊行物」、「カタログ」、「マニュアル」などなど、冊子・書籍の制作に携わってまいりました。
このスタッフブログ「出版書籍の制作うら話」では、「ハーベスト出版」の出版物にまつわるエピソードや裏話、書籍の内容、さらに流通や販売などについてもご紹介をしていきます。
今回ご紹介するのは、島根県立八雲立つ風土記の丘令和5年度特別展「神郡-意宇と宗像」の公式図録です。特別展は、2023年9月16日(土)から11月26日(日)まで、島根県立八雲立つ風土記の丘で開催されています。
律令時代、神社の所領となる郡を「神郡(しんぐん)」というそうですが、その代表的な神郡であった島根県の意宇(おう)と福岡県の宗像(むなかた)にスポットを当てています。展示物としては、古代東アジア最大級の刀剣、約3メートルの「大型頭椎太刀(おおがたかぶつちたち)」(復元品)が目を引きます。
図録としては珍しいA4判ヨコ型です。大型刀剣の写真を表紙に使ったために横長となったのでしょうか。本文はオールカラー40ページ、並製本です。用紙は表紙にアートポスト167kg(菊判)、本文にニューVマット93.5kg(菊判)を使用しています。表紙にはマットPP加工をしています。
オフセット印刷の際には、図録なので写真の再現性には特に気を使います。表紙は黒っぽい絵柄で、オペレーターはナーバスになっていました。
1,400円(税込み)で販売していますので、第4表紙には日本図書コード(ISBNコード)、JANコードを記載しています。展示会場での販売のほか、全国の書店、アマゾンなどのネット書店、弊社の書籍販売サイト(ベイス)でも販売しています。リアル書店での販売分には「売上カード(売上スリップ)」を挿入しています。