古紙の話(その3:再生紙使用(R)マークについて)

再生紙使用(R)マークについて

再生紙を使用した印刷物の片隅に刷り込んである「再生紙使用(R)マーク」。このマークの意味と成り立ちについてお話しします。

「再生紙使用(R)マーク」は、平成7年6月、「3R活動推進フォーラム」の前身である「ごみ減量化推進国民会議」によって、再生紙の利用促進・普及啓発をしていくためのシンボルマークとして定められました。

「再生紙使用(R)マーク」は、古紙パルプがどのくらい配合されているのかが一目で判るようにしたもので、誰でも自由に無料で使用できます。

マークには、「Rと古紙パルプ配合率を示す数値」と「古紙パルプ配合率○○%再生紙を使用」を組み合わせて表示してあります。コーティング加工した紙など再生紙に利用できない紙や、他の素材と複合をした紙(段ボール等)に対しては使用できないことになっています。また、表紙と中面で古紙パルプ配合率の違う紙を使用している場合は、両方の古紙パルプ配合率を表示する必要があります。

 

3R活動推進フォーラムとは

3R活動推進フォーラムは、環境省を管轄官庁とする団体で、国民、事業者、行政、研究機関等が一体となって発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再生利用(Recycle)の3Rによる循環型社会づくりを推進することを目的としています。

3R活動とは、上の3つのRに取り組むことでごみを限りなく少なくし、そのことでごみの焼却や埋立処分による環境への悪い影響を極力減らすことと、限りある地球の資源を有効に繰り返し使う社会(=循環型社会)をつくろうとするものです。