印刷の話(その11:ノンブルと柱について)

 ノンブルと柱について

日本エディタースクールの書籍から引用させていただきます。

ノンブルは、各ページに表示する順序を示す数字、ページ付けの数字であり、柱は、各ページの版面の余白(最上端、最下端または前小口)に書名・章名または主要項目などを示したものである。
柱には、奇数ページにのみ掲げる片柱(かたばしら)方式と奇数ページ・偶数ページの両ページに掲げる両柱(りょうばしら)方式とがある。

両柱のときは、偶数ページに比重の大きい見出し(または書名)を、奇数ページには比重の小さい見出しを掲げる。

『原稿編集ルールブック~原稿を整理するポイント』(発行:2005年3月11日、編集:日本エディタースクール、発行者:日本エディタースクール出版部)

 

要するに、ノンブルは各ページの順序を示すためにつけるページ番号、柱は各ページの余白につける書名・章名・主要項目などを表記したもの、ということでしょうか。

ノンブルには、中トビラや写真ページなどでページに数えながらもノンブルが印刷されていない「かくしノンブル」もあります。句集などではノンブルが小口にあると目障りとなるので、ノドのほうに目立たないように付ける場合もあります。

ちなみに、ノンブルとは、フランス語のnonbreからつけられた名前だそうです。

 

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