小・中学生は意外と本を読んでいる
子どもの「本と読書」についてのアンケートから
4月23日は「子ども読書の日」だったそうです。
光村図書出版(株)は、この日にちなんで全国の小・中学生を対象に「本と読書」をテーマとした「子どもの『好き』に関するアンケート調査」を実施しました。
この調査は、子どもたちの学習や遊びに対する好みや関心を把握することを目的としており、今回で第4回となります。
小中学生の3人に1人が1か月に3冊以上の本を読んでいる
アンケート結果によると、小・中学生の約3人に1人(30.2%)が1か月に3冊以上の本を読んでおり、全体の6割超(62.2%)が月に1冊以上本を読む習慣があると答えています。
好きな本のジャンルは「物語」、「事典・図鑑」
好きな本のジャンルは全体で1位「物語(小説)」、2位「事典・図鑑」、3位「科学・テクノロジー」となり、小学生は「事典・図鑑」が最も人気で、中学生では「物語(小説)」が1位となっています。
読みたい本は「実店舗がある書店」で入手、または「学校図書館」
読みたい本の入手先は、小・中学生ともに「実店舗がある書店」が最多で、次いで「学校図書館」が続いた。中学生では3位に「オンライン書店」が入るなど、小学生とやや異なる傾向も見られます。
紙の書籍に対する支持が依然として根強い
また、読書媒体に関する質問では、「紙の書籍が好き(好き/どちらかといえば好き)」と回答した子どもが全体の約6割(59.0%)に上り、「電子書籍が好き」は約1割(12.8%)にとどまりました。一方で、電子書籍を「読んだことがない」と回答した割合も約3割(28.2%)に達しました。これにより、紙の書籍に対する支持が依然として根強いことがわかります。
この調査は、子どもたちの読書への関心度や傾向を把握し、今後の教育活動や出版事業に役立てることを目的としているそうですが、子供たちは意外と本を読んでいるんだなという印象と、読む本はやはり紙の本でという傾向は変わらないということが分かります。
- 光村図書出版(株)ニュースリリース
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/1117/4478/8145/release_20250415.pdf