出雲の神在月(かみありづき)
旧暦10月を全国では神無月(かんなづき)といいますが、出雲では神在月(かみありづき)と呼んでいます。全国の八百万神が出雲に集まられ、国家安泰、五穀豊穣、縁結び等の神議(かみはかり)をなさるからだとされます。 八百万神は、出雲大社、佐太神社など出雲国の複数の神社に滞在のうえ神議をなさいます。
神在月には神々が集う出雲の各神社では「神迎祭」に始まり、「神在祭」そして、神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
今年のおもな神社の神在期間をご紹介します。
- 朝山神社(出雲市朝山町):2024年11月1日~11月10日(旧暦10月1日~10日)
- 出雲大社(出雲市大社町):2024年11月10日~11月17日、11月26日(旧暦10月10日~17日、26日)
- 日御碕神社(出雲市大社町):2024年11月11日~11月17日(旧暦10月11日~17日)
- 万九千神社(出雲市斐川町):2024年11月17日~11月26日(旧暦10月17日~26日)
- 佐太神社(松江市鹿島町):2024年11月20日~25日
例年、最も早く行われる神迎祭は旧暦10月1日の朝山神社。そして最後に神々がお立ちになる神等去出祭は万九千神社で、旧暦10月26日の夕刻から行われます。
神在月の期間中は、地元では歌舞音曲を慎み、静粛と清浄を保ちながら神々のお立ちになる日を迎えます。
<参考>
- 出雲観光ガイドホームページ:https://izumo-kankou.gr.jp/6404
- 万九千神社ホームページ:http://www.mankusenjinja.jp/festival
- 佐太神社ホームページ:http://sadajinjya.jp/?m=wp&WID=4196