有馬誉夫様「島根の招魂祭」を制作しました!

Q.有馬さんは、弊社でこれまでに弊社で3冊も本を作られました。その動機や執筆意欲の源泉はどこにあるのでしょうか。

やっぱり活字として残しておく、ということが大事なことだと思います。本になっていると、物事をいろんな切り口でみる面白さが生まれます。
ある時、「観光」という言葉を遡ってみようと思い立ちました。大正、明治の新聞を閲覧して分かったんですが、島根県では明治40年前後に「観光」という語が登場します。さらにそこから時代を追ってみると、5年区切りで「観光」という言葉を取り巻く様相が変わってくることに気が付きました。そこからテーマを絞ってまとめ、本にしました。こだわっていることは、①一つの時代の大きな流れの中でとりあげる、②全体からみた「地域」という視点を大切にすること。糸が切れないように少しずつ本から本へつなげていくと、伝えないといけないものが見えてくるんです。

Q.弊社にご発注いただいた決め手、実際に発注されていかがでしょうか。

印刷・出版社の立場から、原稿をいろんなカタチで指摘いただいたことがありがたかったです。意見を出し合ってこそ、作品は形作られます。丁寧にやってもらって、ありがとうございました。